なぜ飛ばないのか。

今日は、"飛ばないループが、なぜ飛ばないのか"その理由とその直し方についてお話ししようと思います。

"飛ばない"ループ形状には、『オープン・ループ』と『テイリング・ループ』がありました。

『オープン・ループ』が遠くに飛ばない理由は、
ロッドの進行方向が下向きになっているせいで、
フライラインが下向きに飛んでいるからです。


f0378773_21413504.jpg

なので、ロッドを振り切らず、「V(ブイ)の字」を作るように途中で止めると
"あら不思議!!飛ぶループに大変身!!"

f0378773_21453273.jpg

フライラインが真っ直ぐに、遠くに飛ぼうとしていきます(o^^o)


次に『テイリング・ループ』が飛ばない理由です。


『テイリング・ループ』は、必要以上にロッドを力強く振ったり、

キャスティング中にロッドを真っ直ぐ振れていなかったりすると起きる現象で、
ループ出来ているけれども、フライラインが波打ち、乱舞して飛んでいく形状のループを言います。

結果的にラインなどが絡み、ティペットまで綺麗にターンせずに、目的地の手前で落下してしまいます。


f0378773_21510848.jpg

『テイリング・ループ』は、ロッドをゆっくり振ったり、V字の幅を"半角Vから全角V"に変えるように、
ロッドを止める時のロッドの傾斜角を広くするなど、
その発生原因に見合った対処をすれば、
"飛ぶループ"に変わります!

f0378773_21591857.jpg

『テイリング・ループ』の発生原因を見つけるのはなかなか大変かもしれません。
自分ではわからない時は、釣り友やキャスティング・インストラクターなどに診てもらうことをお勧めします。




# by kuishinboukuma | 2018-12-26 22:20 | Comments(0)

ループの名前

フライキャスティングに欠かせないループの存在。

その形状により、蚊のように軽くて小さなフライが飛んだり、飛ばなかったりします。


飛ばないループには、『オープン・ループ』と『テイリング・ループ』があります。


f0378773_12484316.jpg


飛ぶループには、『ワイド・ループ』や『ナロー・ループ』があります。



f0378773_12491088.jpg


"ワイド""ナロー"の間にある『ミディアム・ループ』という言葉は、

あまり一般的ではありませんが、存在はしています。



私がインストラクター認定を受けているFFIの基準では、

ナ ロ ー ・ループ:3ft.(0.9m)以内

ミディアム・ループ:6ft.(1.8m)前後

ワ イ ド ・ループ:8ft.(2.44m)以上 と規定されています。

※FFI HP:https://flyfishersinternational.org/



上記のループ・サイズは、あくまで"試験向き"の基準だったり、練習するときの目安なので、

人によってループ・サイズと呼び名は多少前後するかもしれません。

なので、ループサイズはご参考までに。。。



『ループ』のお話は、これから何回かに分けて、ご紹介していこうと思います。





# by kuishinboukuma | 2018-12-20 12:21 | Comments(0)

基本が大切な理由

どんなジャンルでも『基本が大事』と言われますが、いつの間にか疎かになってしまう『基本』。
練習会でも、シングルハンドのキャスティングを学ぶ場合に基本となるフォルス・キャストが
いつの間にか疎かにされていることは少なくありません。

ホールを入れないフォルス・キャストでループサイズをコントロールすることは、
キャスティング技術や精度を上げていく上でとても大切ですが、
ホールを入れないフォルス・キャストを練習されているのはフライフィッシング歴の浅い方が多く、
長年経験されてきた方でホールを入れないフォルス・キャストを練習されている方はほとんどいません。

それは、"基本=簡単=初心者"という思い込みや、フォルス・キャストから派生するキャスティングが多く存在することに
気づいていなかったり、"もっと高度なキャスティングを学びたい..."と逸る気持ちがそうさせているのかもしれません。

精度を問われるアキュラシーや、フライをより遠くに飛ばすためのホールを入れたディスタンス・キャスト、
フライ先行で流すためのリーチ・キャスト、スラックを入れるためのキャスティング等、
釣りに使われるほとんどすべてのキャスティングは、フォルス・キャストを土台としています。

アントニオ猪木の『元気があれば何でもできる』のように、
『フォルス・キャストができれば何でもできる』といっても過言ではありません。

キャス練前のウォーミングアップにフォルス・キャストをしてみたり、
オフシーズンの今だからこそ、釣り友やインストラクターと共に楽しみながら、
フォルス・キャストを見直してみてはいかがでしょうか。
その練習の成果は、来期の釣果にはっきりと現れるはずです!


f0378773_07060805.jpg





# by kuishinboukuma | 2018-11-26 12:44 | Comments(0)

インストラクターをしていて、参加者の皆さんの知識量にいつも尊敬の眼差しですが、

たまに"勿体ないな…"と思うことがあります。


それは、実釣で使うキャスティングの種類が限られていること。


"知っているけど、使わない…"


使い始めると便利なロールキャストも、

"上手くできない…"と言う理由で使わない方もいらっしゃいます。


是非、オフシーズンに"知っているけど使わない"キャスティングにトライしてみて下さい。

"みんなが使わないから…"と温存していたキャスティングが、

自分には意外とフィットすることが分かったり、

他のキャスティングが上手くいかないとき、何かしらヒントを与えてくれるはずです。


実釣で使ったら、今まで狙えなかったあの場所から、

綺麗な魚が顔を出すかも…笑


そんな期待も込めつつ、勇気を出して、未知の世界にレッツゴ~♪



f0378773_19503250.jpg
Ms. Joan Salvato Wulff

# by kuishinboukuma | 2018-11-22 12:56 | Comments(0)


今年は、"記録的な...""観測史上、初となる..."天災の多い年ですね。

兼ねてより"温暖化現象"とは言われていましたが、何となく他人事のようではなかったでしょうか。


地球全体が崩壊の一途を辿っているような昨今、

2015年9月の国連サミットで採択された『持続可能な開発にのための2030アジェンダ』を皮切りに、

世界的に、あらゆる分野で、"持続可能性を考え、行動する"動きが進んでいます。


f0378773_14593375.jpg

※出典:国際連合広報センターhttp://www.unic.or.jp
※参照:グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンhttp://ungcjn.org/sdgs/



アジェンダには、2030年までに、国レベルで実現すべき17の原則と

各原則の下には全169の具体的な数値目標などが掲げられています。


この取り組みは、"国レベル""企業レベル"だけの問題ではなく、

"消費者一人ひとりもまた、意識的に行動しなければ実現できない取り組み・目標"でもあります。


今、環境分野で世界的に注目されているのが微小プラスティック問題

フライフィッシャーのフィールドは、主に河川ではありますが、川の水はやがて海へと流れ込みます。


僅かなティペットの切れ端でも、携帯ゴミ入れに回収したり、

釣り人が釣行しながら、手の届く範囲のゴミを回収し、

然るべき場所(ゴミ箱)へ移動させるだけでも、

きれいな魚たちのために、自然環境を整えることができるのではないでしょうか。


養殖魚に頼らなくても良い、天然魚が行き交う"持続可能"なフィールド作りのために、

西川きよしさんのようにみんなで"小さなことからコツコツと"始めましょう!







# by kuishinboukuma | 2018-09-22 13:00 | Comments(0)